脂肪吸引について。ダイエットでリバウンドを繰り返してしまう方、どうしても痩せない部分があり不満がある方に対して効果を発揮するのが脂肪吸引です。

フェイスライン・二重顎

脂肪が厚く肥満気味の場合は、脂肪吸引で対応することが可能です。施術は耳たぶの裏から目立たないようにして行います。短時間の施術で体への負担も少なく、魅力的な小顔を実現することができます。同時に口腔内からバッカルファットという頬骨下の脂肪塊を摘出するとより効果的です。

二の腕

脂肪の重みで下垂してしまった二の腕は、脇の下、肘の裏側などから脂肪を吸引します。また、体型をがっちりと見せていた腕の付け根の背中側にある脂肪を吸引すれば、一段とスリムになるでしょう。

ヒップライン

よく他院ではヒップアップが効果があるような説明がなされていますが、下着からはみ出たお尻の脂肪を脂肪吸引を行うことによって、理想的なヒップラインを演出することが可能です。本質的には脂肪吸引でヒップアップは不可能です。

理由として黄色人種のお尻は白人・黒人のお尻に比べ、偏平なためです。ヒップアップさせるためには大殿筋（だいでんきん）を強化するかシリコンインプラントの挿入、脂肪注入が必要です。

腹部・ウェスト

お腹の出っ張りにはもっとも脂肪吸引が有効です。あまっている皮下脂肪をゆっくりと丁寧に吸引することで、側腹部から腰背部にかけてウエストのくびれを形成します。この施術には技術と共にセンスが要求されます。

皮膚の弛みが多い場合は腹壁切除が必要になります。欧米ではタミータック手術としてポピュラーですが、当院でも時に腹壁切除を行なっています。

下半身・太もも・ふくらはぎ

思い通りに痩せたいと思っても、なかなかうまくいかない下半身も、脂肪吸引なら確実に改善することができます。この部位はいかに細く見せるか、形をつくるという点で一番差が出るところであり、とくに残すべきところを残す、取るべきところを取る、細くきれいに形づくる吸引になります。当院では、経験が必要とされるふくらはぎの脂肪吸引も、熟練した医師が丁寧に行いますので安心してご相談下さい。

ふくらはぎの筋肉が発達していて形が悪い場合はNICRといってふくらはぎの腓腹筋を萎縮させる手術と併用することもあります。

手術方法は、吸引部分のなかで一番目立たない場所を選び、そこから直径数ミリのカニューレという管を挿入して、皮下脂肪を吸引します。脂肪吸引手術にかかる時間は吸引する範囲や脂肪の量によって異なりますが、仕上がりを美しくするため、細いカニューレを用いて丁寧に脂肪を吸引していきます。術後にお肌がボコボコする不安をお持ちの方もいらっしゃいますが、スピーディーかつ丁寧に行うことで、仕上がりは実に自然でなめらかです。

脂肪吸引の難しさ

脂肪吸引はポピュラーな手術ですが、きっちりした手術ができるドクターはそれ程多くはいません。脂肪は簡単に吸引できると思われるかもしれませんが、そんなことはありません。脂肪組織を軟化して泥状にしてから吸引するのですが、 患者さまに細くなってもらいたいという強い意欲がドクターにないと効果が十分でません。

採るべき脂肪組織をしっかり吸引するためには吸引できる技術のみでなく体力も必要です。 適度に吸引して終了というドクターもいますから結果に差がでるのも当然です。 ダイエットしているのになかなか細くならないという方が、最後の手段として脂肪吸引を選択されるのでしょうから最大限の努力をすべきだと思います。

また、単に吸引すればいいというものでもありません。吸引量が多くなれば必然的に吸引時間が長くなり、脂肪細胞とともに体液や血液成分も吸引することになります。そのため術後の脱水、貧血など全身状態に影響を与える可能性があります。当院では吸引量に対して全身に負担がかからないよう自己輸血を準備して手術を行う場合があります。

以上のように脂肪吸引は美容外科手術の中で術者の体力、テクニック、全身管理をもっとも必要とする手術になります。

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料金と手術時間

価格は全て税別となります。

脂肪吸引

バッカルファット摘出