プチ整形では、一時的には希望の二重に近いラインができますが、いずれ(数ヶ月〜2年)ラインが薄くなって二重の幅がせまくなったり、消失したりします。従って、何度も繰り返したりしないと二重が維持できません。しかし、埋没縫合を繰り返すことにより、角膜に傷がついたり、結膜の潤いが減少し、眼の病気になりやすくなります。プチ整形は、お試しと割り切ることが必要です。きっちりした二重を作るには切開が必要です。また、切開ができるドクターが外科医です。
プチ整形はお手軽ですが、中には何度も繰り返し注入された方や吸収されないヒアルロン酸が入った方に鼻の皮膚の肥厚による変形が認められます。注入されたものは容易には取り除くことはできません。また、鼻先・小鼻など気になる部位を慎重に対処するには、プチ整形ではどうにもなりません。ただ簡単だということばに翻弄されないことが重要です。
バッグの強度が上がり破裂する機会は減少していますが、カプセル拘縮が起こるとバッグが破れることがあります。また、バッグの位置異常やサイズ変えなど再手術が必要な場合はあります。
「高周波で切らずにフェイスリフト」などのキャッチフレーズに乗せられていると期待されたほどの効果がないことに失望してしまいます。高周波は、アンチエイジングの効果はありますが、リフト効果は弱く美肌治療的なものです。ましてや手術であるフェイスリフトの様な効果があるはずがありません。
手術と同様の効果として受けられた方は、返金してもらって下さい。また、フェイスリフトでも単なる皮膚切除のみされた方は、傷が汚い・耳垂の変形・効果の期間が短いなど本来の手術効果とは違った経過ですので修正あるいは返金など交渉すべきだと思います。実際、こうした本来の手術とは似ても似つかない手術が多くのクリニックで行われています。手術を受けるには相当な覚悟が必要です。それなのに本来の手術がされていなかったらやり切れないはずです。外科的治療をすることの重みが軽く考えられたら、患者さん側はたまったものではありません。
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