お顔の印象を左右する輪郭の重要な部分として、エラ部分、アゴ、頬、こめかみなどがありますが、メイクや髪型では隠せない顔の大きさの悩みも、注入による治療や根本的に治す場合は手術によって解消することができます。また、多くの女性が憧れる「小顔」。ホホ骨や張り出したエラをスッキリさせることで、憧れの美人顔になることができます。
しかし、輪郭手術は高度な技術を持った医師でなければできません。十分に経験を積んだ医師でなければ、術後の綺麗なラインを出すことはできませんし、費用のかかる手術ですから不明なことは納得のゆくまでカウンセリングを受けて下さい。
エラの手術
四角に張った下顎角(エラ)を理想のフェイスラインにするには、口腔内から下顎角を削り余分な骨部分を取り除くことで、正面からも側面から見ても美しいフェイスラインを作り上げます。ただ骨切りのみを行うと患者様によってはホホの弛みがでることがあります。それで最近はフェイスリフトの切開創から骨切りおよび咬筋除去を行い、同時にリフトを行うことが多いです。手術は口の中や髪の毛で隠せる範囲で行うので、手術跡が目立つことはありません。手術後、側面からのみでなく正面からも、はっきりとした「小顔効果」があります。
エラ削り手術(ミニリフト併用)の注意事項
- この手術は,下顎骨の通称「エラ」と言われる部分の骨を削って丸みをつけ,過剰な咬筋を薄くして輪郭を整容する手術です。骨を削り咬筋を薄くすることによって皮膚に弛みが生ずるため,同時にリフト処置を行います。
- もともと人のエラの状態には左右差があるため,手術後も左右のエラの形状が完全に対称になるとは限りません。
- 頭髪の生え際及び耳介に添った部分を切開して処置をし,引き上げて縫合します。切開部位は通常は頭髪で隠れる箇所ですが,アップヘアーにされた場合には露出する部位になりますので予めご了承下さい。
- 麻酔は全身麻酔(あるいは静脈麻酔)を施行しますが,手術の1週間前から禁煙して下さい。
- シャワー・入浴は手術の翌日から可能ですが,術後1週間は飲酒・喫煙をお控え下さい。
- 抜糸は手術の1週間後に行います。
- 手術後の食事制限はありません。口を大きく開けられず食事を摂りづらいと感じる時期がありますが,食べやすいものから口にするようにし,水分を十分摂取して下さい。
- 手術後,2〜3週間は手術部周辺に強い腫れや皮下出血を生じます。とりわけ手術後3〜5日間は顔全体が大きく腫れます。腫れが続いている時期は,フェイスバンド等で圧迫固定して頂きます。また,腫れの強い時期には発熱することがありますので,その場合は処方した鎮痛剤を服用するようにして下さい。
- 抜糸後は傷痕を保護するため,約3箇月間,切開部位に茶色のテープを貼って頂きます。テープは2〜3日おきに交換して下さい。
- 手術後1箇月間,顔のマッサージや顔の運動はお控え下さい。
- 手術後の腫脹が完全に引き,輪郭が完成するには3箇月〜半年を要します。また,唇や顎などにしびれや違和感が3〜6箇月程度続くことがありますが,徐々に軽快していきます。
- 手術後は切開部位に赤みが残りますが徐々に薄くなり,半年〜1年後にはほとんど目立たなくなります。但し,傷痕が消失してなくなるということはありません。また,ケロイド体質の方は傷痕がケロイド化して残る可能性があります。
- 手術後は術後管理が大切ですので,当院からの注意事項を遵守し,分からないことがあればお問い合わせ下さい。また,手術後,血腫,感染症などの合併症を発症する可能性がゼロではありませんので,異常を感じられた場合には連絡して下さい。その場合,別途処置が必要となることがあります。
- 手術の成果には個人差があり,手術後の傷の治り方や腫れの引き方も各人各様です。医師が説明することはおおよその目安であり,全ての患者様が同じ経過を辿るとは限りません。
-
手術開始前あるいは手術中における当該患者様の全身状態,精神状態,手術部位の状態,麻酔適合性その他の事情によっては,執刀医の裁量的判断により,手術に着手したり続行させたりすることなく手術を中断または中止もしくは延期することがありますので,その場合には執刀医の指示に従って下さい。
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美容外科医療にも限界があります。患者様のおおまかな希望を満たすことはできますが,主観的な理想を完全に実現することは不可能です。この点について理解し,納得された方のみ治療を受けるようにして下さい。
28才 エラ削り(術前および術後1年)
スマスリフト併用によるフェイスリフト(ミニリフト)の切開創から下顎骨切りおよび咬筋除去を行う。
アゴの手術
アゴを少し出すことによってお顔全体の印象が引き締まり、丸い顔のイメージが解消されます。また、横顔のラインがシャープになり若返った印象も得られます。
簡単な方法としては、ヒアルロン酸を注入し形を整える方法がありますが、半年から1年で分解・吸収されるので効果を保つためには定期的な注入が必要です。
永久的な効果を得るためには、プロテーゼ挿入をおすすめします。症状によって希望の形を確認し、プロテーゼを挿入しますので、傷跡の心配が全くないのも利点といえるでしょう。
アゴが長い人や太い人の場合はアゴの骨を切ったり、削ったりする必要があります。骨を短くするとオトガイ筋のダブツキがでてしまいます。筋肉の処理をすることがもっとも重要です。かなりの筋肉の余りがでると二十顎になってしまいます。その場合は顎の下の皮膚切除および広頚筋の処理が必要になります。
下顎骨削り手術の注意事項
この手術は、下顎骨のおとがいと呼ばれる箇所の骨を削ることで,顎の出っ張り,角張り,あるいは丸みを軽減して顎をシャープに見せる手術です。
- 麻酔は全身麻酔または静脈麻酔を施行しますが,手術の1週間前から禁煙して下さい。
- 手術は口腔内を約5cm程度切開して行います。
- 入浴は手術の翌日から可能ですが,手術後1週間は飲酒・喫煙をお控え下さい。
- 手術後,3日間は手術部を中心に強い腫れや皮下出血が生じ,その状態が1〜2週間継続します。
- 腫れの強い時期には発熱することがあります。その場合は処方した鎮痛剤を服用するようにして下さい。
- 手術後,腫れが続いている時期は,フェイスバンド等で圧迫固定して下さい。
- 口腔内の傷は吸収糸で縫合いたしますので抜糸は不要ですが,約1箇月間はあまり大きく口を開けたりしないよう注意して下さい。なお,吸収糸は約1箇月で溶けてなくなっていきます。
- 手術後の食事制限はありません。口腔内に傷があるため,食事を摂りづらいと感じる時期がありますが,食べやすいものから口にするようにし,水分を十分摂取して下さい。また、食後はうがい薬で口をすすいで口腔内に食事のカスなどを残さないようにして下さい。
- 手術後は唇や顎などにしびれや違和感が3〜6箇月程度続くことがありますが,徐々に軽快していきます。
- 手術後の腫脹が完全に引き,顎の輪郭が完成するには3ヶ月以上を要します。
- 下顎削り後は下顎やフェイスラインの弛みが生じます。程度が強い場合はネックリフトが必要になります。下顎骨削り量が大きい場合は下顎皮膚切開によるネックリフト併用の下顎骨削りが適応になります。
- 手術後は術後管理が大切ですので,当院からの注意事項を遵守し,分からないことがあればお問い合わせ下さい。
- 手術後,血腫,感染症などの合併症を発症する可能性がゼロではありませんので,異常を感じられた場合には連絡して下さい。その場合,別途処置が必要となる場合があります。
- 手術の成果には個人差があり,手術後の傷の治り方や腫れの引き方も各人各様です。医師が説明することはおおよその目安であり,すべての患者様が同じ経過を辿るとは限りません。
- 手術開始前あるいは手術中における当該患者様の全身状態,精神状態,手術部位の状態,麻酔適合性その他の事情によっては,執刀医の裁量的判断により,手術に着手したり続行させたりすることなく手術を中断または中止もしくは延期することがありますので,その場合には執刀医の指示に従って下さい。
- 美容外科医療にも限界があります。患者様のおおまかな希望を満たすことはできますが,主観的な理想を完全に実現することは不可能です。この点について理解し,納得された方のみ治療を受けるようにして下さい。
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顎プロテーゼ挿入手術の注意事項
- この手術は,下顎骨の「おとがい」と呼ばれる箇所にシリコンプロテーゼを挿入することで,顎を細くしたり前に出したりする手術です。
- 口腔内を約4cm切開してプロテーゼを挿入します。
- シャワー・入浴は手術の翌日から可能ですが,術後1週間は飲酒をお控え下さい。
- 手術後2週間は顎には強く触れないようご注意下さい(プロテーゼが動く可能性があります)。
- 手術後の腫れを軽減するため,3日間の圧迫固定が必要です。3日経ったらご自身でテープを外して頂いて結構です。
- 口腔内の傷は吸収糸で縫合いたしますので抜糸は不要です。吸収糸は約1ヶ月で溶けてなくなっていきます。
- 手術後,3日間は手術部を中心に腫れや皮下出血が生じ,その状態が1週間〜2週間継続します。
- 手術後の食事制限はありません。口腔内に傷があるため,食事を摂りづらいと感じる時期がありますが,食べやすいものから口にするようにし,水分を十分摂取して下さい。また,食後はうがい薬で口をすすいで口腔内に食事のカスなどを残さないようにして下さい。
- 手術後は唇や顎などにしびれや違和感が3〜6箇月程度続くことがありますが,徐々に軽快していきます。
- 手術後の腫脹が完全に引き,顎の輪郭が完成するには3ヶ月以上を要します。
- 手術後は術後管理が大切ですので,当院からの注意事項を遵守し,分からないことがあればお問い合わせ下さい。
- 手術後,血腫,感染症などの合併症を発症する可能性がゼロではありませんので,異常を感じられた場合には連絡して下さい。また,プロテーゼ挿入術については,稀に患者様のプロテーゼに対する体質的不適合により,プロテーゼを抜去して治療しなければならなくなるケースがあります。この点,予めご承知置き下さい。
- 手術の成果には個人差があり,手術後の傷の治り方や腫れの引き方も各人各様です。医師が説明することはおおよその目安であり,すべての患者様が同じ経過を辿るとは限りません。
- 手術開始前あるいは手術中における当該患者様の全身状態,精神状態,手術部位の状態,麻酔適合性その他の事情によっては,執刀医の裁量的判断により,手術に着手したり続行させたりすることなく手術を中断または中止もしくは延期することがありますので,その場合には執刀医の指示に従って下さい。
- 美容外科医療にも限界があります。患者様のおおまかな希望を満たすことはできますが,主観的な理想を完全に実現することは不可能です。この点について理解し,納得された方のみ治療を受けるようにして下さい。
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頬の手術
頬の高さも、顔全体の印象に大きく影響を与えています。骨格的に頬骨が高い場合には、骨を削って高さを調節していきます。頬の骨は厚さが5o程度しかないので、削っただけでは対応できない横方向への出っ張りには頬骨弓を切って内部に落とすことで対応することができます。
頬骨を削ったり、切ったりすると患者様によっては顔面中部の弛みがでて鼻唇溝が目立つことがあります。当院では通常はミッドリフトと併用しています。
こめかみの手術
年齢とともにくぼんでいくコメカミには、ご自分の余分な脂肪を使ってふっくらとさせる方法があります。 ご自分の体内にある成分を用いるので異物反応などもなく、ごく自然な仕上がりを期待できます。治療跡や傷みを最小限に抑えるため、極細の注射針を用いて注入しますのでダウンタイムはありません。女性らしい柔らかな、優しい表情を演出することができます。
額・こめかみ〕の整容(シリコンプレート挿入)手術 の注意事項
- この手術は,額あるいはこめかみのへこみの部分にプレート状のシリコンプロテーゼを挿入して丸みや膨らみを出す手術です。
- 額の場合は,額の髪の生え際から1〜2cm奥の部分を約3cm切開して,骨膜下にスペースを作成してプロテーゼを挿入します。
- こめかみの場合は,左右のこめかみ近くの髪の毛の生え際から1〜2cm奥の部位を約3p切開して,側頭筋膜下にスペースを作成してプロテーゼを挿入します。
- 手術後は,瞼を中心に,顕著な腫脹と皮下出血が生じますが,1〜2週間で概ね軽快していきます。
- 入浴は手術当日から可能ですが,洗髪するのは手術の翌日からにして下さい。
- 抜糸は手術から1週間後に行います。
- 手術後,1週間は飲酒をお控え下さい。
- 手術後は,約1ヶ月にわたり,手術部位に違和感や若干の腫脹が継続することがあります。
- こめかみへの挿入術の場合は,手術後に若干の左右差が生ずることがあります。とりわけ手術前から左右差がある場合にはその差が強調されて見えることもあります。
- 手術後は,血腫,感染症などの合併症を発症する可能性がゼロではありませんので,異常を感じられた場合は速やかに連絡して下さい。また,プロテーゼ挿入術については,稀に患者様のシリコンプロテーゼに対する体質的不適合により,プロテーゼを抜去して治療しなければならなくなるケースがあります。この点,予めご承知置き下さい。
- 手術の成果には個人差があり,手術後の傷の治り方や腫れの引き方も各人各様です。医師が説明することはおおよその目安であり,すべての患者様が同じ経過を辿るとは限りません。
- 手術開始前あるいは手術中における当該患者様の全身状態,精神状態,手術部位の状態,麻酔適合性その他の事情によっては,執刀医の裁量的判断により,手術に着手したり続行させたりすることなく手術を中断または中止もしくは延期することがありますので,その場合には執刀医の指示に従って下さい。
- 美容外科医療にも限界があります。患者様のおおまかな希望を満たすことはできますが,主観的な理想を完全に実現することは不可能です。この点について理解し,納得された方のみ治療を受けるようにして下さい。
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脂肪注入手術の注意事項
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この手術は,脂肪吸引によりご自身の脂肪を採取し,洗浄して純粋な脂肪細胞を抽出した上,希望の場所に注入していく手術です。
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注入した脂肪の生着率には個人差がありますが,概ね30〜50%程度です。50〜70%の脂肪が徐々に吸収されてしまうため,手術時は多めに注入してあります。
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人の身体にはもともと左右差がある上,脂肪の生着の仕方は必ずしも均一ではないため,手術後,左右が全く同じ状態になるとは限りません。
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お化粧・洗顔,シャワーは手術の翌日から可能です。バスタブに浸かっての入浴は抜糸後からとなります。
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抜糸は手術後7日目に行います。抜糸までの間,飲酒はお控え下さい。
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手術後,採取部には腫れや皮下出血を生じますが,2週間〜1箇月程度で落ち着きます。また,手術後,採取部には拘縮による硬さが生じますが,1〜3箇月程度で軽快します。
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採取部の切開痕は,抜糸後も赤みを帯びていますが,2〜3箇月経過すると次第に薄くなり,目立たなくなります。但し,傷痕が消えてなくなるわけではありません。
また,色素沈着防止のため,日焼けにご注意下さい。
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術後の状態によっては,脂肪の再注入が必要な場合があります。その場合,原則として,最初の手術から3箇月以上経過してからになります。
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手術後は術後管理が大切ですので,当院からの注意事項を遵守し,分からないことがあればお問い合わせ下さい。
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手術後は,血腫,感染症などの合併症を発症する可能性がゼロではありませんので,異常を感じられた場合には連絡して下さい。その場合,別途処置が必要となる場合があります。
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手術の成果には個人差があり,手術後の傷の治り方や腫れの引き方も各人各様です。医師が説明することはおおよその目安であり,すべての患者様が同じ経過を辿るとは限りません。
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手術開始前あるいは手術中における当該患者様の全身状態,精神状態,手術部位の状態,麻酔適合性その他の事情によっては,執刀医の裁量的判断により,手術に着手したり続行させたりすることなく手術を中断または中止もしくは延期することがありますので,その場合には執刀医の指示に従って下さい。
-
美容外科医療にも限界があります。患者様のおおまかな希望を満たすことはできますが,主観的な理想を完全に実現することは不可能です。この点について理解し,納得された方のみ治療を受けるようにして下さい。
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料金と手術時間
価格は全て税別となります。
術名料金(万円) |
料金
(万円) |
麻酔方法 |
手術時間(分) |
輪郭形成 |
エラ咬筋除去 |
36 |
静脈麻酔 |
30 |
エラ削り(骨切り+咬筋除去)口腔法 |
90 |
全身麻酔 |
120 |
エラ削り+ロアーリフト |
120 |
全身麻酔 |
150 |
アゴ骨削り |
40 |
全身麻酔 |
40 |
アゴ骨切(サジタルオステオトミー) |
60 |
全身麻酔 |
90 |
顎骨切り手術後の二重顎あるいは弛み除去 |
40 |
局所+静脈麻酔 |
60 |
ホホ骨削り(リフト併用) |
120 |
全身麻酔 |
120 |
エラ咬筋ボツリヌストキシンA注射 |
5 |
表面麻酔 |
3 |
額プロテーゼ |
36 |
局所+静脈麻酔 |
40 |
こめかみプロテーゼ |
36 |
局所+静脈麻酔 |
30 |
エラプロテーゼ |
40 |
局所+静脈麻酔 |
60 |
アゴプロテーゼ |
24 |
局所+笑気麻酔 |
15 |
脂肪注入 |
額 |
18 |
局所+静脈麻酔 |
30 |
こめかみ・ホホ・目の下・鼻唇溝・口唇など1箇所 |
15
|
局所+静脈麻酔 |
20 |
こめかみ・ホホ・目の下・鼻唇溝・口唇など3箇所まで |
18 |
局所+静脈麻酔 |
30 |
額とこめかみ・ホホ・目の下・鼻唇溝・口唇な2箇所まで |
22 |
局所+静脈麻酔 |
40 |